浄水器と水道水の安全性
なぜ浄水が売られ、多くの人が利用しているのでしょうか。
それは水道水に対する不審、あるいは安全性に対する不安が背景にあります。さまざまな用途で使用する水道水を安心して利用できない、そんな不信感から浄水器を使用する人が多いのです。
ではどうして水道水が安全ではない、といわれているのでしょうか。それには2つの理由があります。ひとつは不純物、たとえば水道管に付着したサビやカビ、あるいは工場などから流れ出た農薬などが含まれている可能性があること。もうひとつは塩素の問題。水道水は殺菌のために塩素が使用されます。それが残留して家庭にまで届くため、独特のにおいや安全性への不安をもたらしているのです。
浄水器はこうした水道水につきまとう問題点と不安を解消する機能を重点的に備えています。不純物を除去するろ過装置も進化しており、より細かい不純物をシャットアウトできる装置も登場しています。取り付けることでミネラルウォーターと遜色ないレベルにまで浄水できる装置もでてきているほどです。
2004年に水質基準が改正されており、それ以前に比べれば安全な水道水を利用することができるようになっていますが、それでもやはり不安を感じている人は多いでしょうし、水道水がおいしい、と思っている人は少数派でしょう。一方では浄水器の機能は年々向上しており、より安全かつ衛生的な水を得ることができるようになっています。こうした点から、今後も浄水器の需要は増え続けることが予想されるのです。
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