浄水器とミネラルウォーター
日常生活でキレイで安全な水を使用したい。
そう思っている人は浄水器を購入するか、ミネラルウォーターを使用するケースが多いようです。前者の場合は飲用だけでなく入浴や調理にも安全な水を使用したい場合、後者は飲用目的で使用する場合に多く見られます。一方、浄水器はもとが水道水のため、ミネラルウォーターに比べると質において一歩劣る印象ももたれています。では実際のところ浄水器とミネラルウォーターの間にはどの程度の違いがあるのでしょうか。
この点に関してはまずミネラルウォーターとはどのようなものなのかを確認しておく必要があります。ミネラルウォーターは単に「安全で美味しい水」ではなく、ミネラルが豊富に含まれているなどの「付加価値」がついてきます。また、ヨーロッパや富士山など名水で名高い場所から採水したといった「ブランドイメージ」が伴う場合も少なくありません。こうした点は浄水器と比較しようがないのです。
単純にどちらが安全で美味しいか、といった点に関しては浄水器の機能によっても異なります。たとえば最新式のろ過装置のRO式の場合、かなり高い確率で不純物を除去することができるため、ミネラルウォーターと遜色ないクオリティが期待できるといいます。実際、ミネラルウォーターの中にはRO式で浄化しているものが多いのです。どちらが安全で美味しいか、との疑問に対する答はありませんが、どちらかが劣っているということはないといえるでしょう。
結論から言えば浄水器とミネラルウォーターは求められているものが異なり、比較しようがないのです。その点をよく踏まえ、目的に適うものはどちらなのかをよく検討したうえで判断するようにしましょう。
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